コーヒーの原点へのチャレンジ

大量生産のコーヒーが大量に消費される現在社会。
その反動から、サードウェーブコーヒーといわれる豆の個性を生かしたコーヒーが普及しだして20年近くが経過しました。生産者、輸送、焙煎士などの努力と、コーヒーの楽しみ方の多様化もあり、豊かなコーヒーライフを過ごせるようになりました。

しかし、その中で忘れられていくものもあります。
コーヒーのオークションや格付け、認証は付加価値を上げ。生産者の暮らしを良くすることもある半面。昔ながらのコーヒーの味。なつかしいくて、おいしいコーヒーが少なくなったと嘆く人もいます。

コーヒーの格付けは、木の枝や石など不純物が入っていないこと、大量焙煎に適した豆の大きさの均一性、そして味などの様々な要素で決まりますが。実際には認証するために多大な費用の負担できる大資本が認証や良い格付けが得やすい仕組みになっています。しかも、認証のルールに抜け道がある場合もあります。コーヒーの価値っていったい何なのでしょうか。

2016年、偶然に出会ったグアム島のコーヒー。
グアムのコーヒー豆は、ほぼ自家消費されています。
その日の気分で焙煎し、豆の焙煎度が均一でなく、少し荒っぽい感じがするのですが。まさに一期一会の世界。自然と焙煎士の心意気がブレンドしたのか、神様のいたずらなのか、窯から出すまでわからない陶芸の作品のような、どこか懐かしい美味しさがあるコーヒーをいただくことができました。
そこから、ラムラム珈琲のグアム島での「コーヒーの原点へのチャレンジ」が始まりました。